IT関連の職業で注目を集めるようになったのは、ネットワークエンジニアの存在である。
通信ネットワークが高度に発達し、社会基盤の役割を担うまでになった。通信技術を支える技術者は、これからますます仕事の重要性が増すだろう。
しかし、通信ネットワークの構築や管理に関わる種類のこの仕事は苦労も多い。
通信回線やサーバを常に監視し、トラブルが起きれば早急に対処するよう迅速な対応を必要とする。このような性質を持った仕事である事から、職場によっては夜勤の業務もある。
通信ネットワークのトラブルは、一筋縄ではいかない難解なものも珍しくはない。トラブルの原因特定が難しく、問題の解決まで長い時間が掛かるような事態も仕事を続けていればよく直面する事になる。
また不法にプライベートなネットワーク内に侵入しようとするハッカーの存在も、通信技術者にとって厄介である。コンピューターウイルスなど脅威に常にさらされるため、ネットワークエンジニアは仕事に忙殺されて休まらない。
しかしこの仕事の種類ならではの苦労はあるとはいえ、やりがいもある仕事であるのは間違いないだろう。
通信ネットワーク技術は急速に進化を続けていて、より便利で高度な技術が次々と登場している。通信ネットワーク開発の最前線に深く関わる事ができる仕事の魅力は大きい。
通信ネットワークの構築や管理の仕事に多少は苦労はあっても、仕事の面白さを感じ意欲を持って働き続けられている技術者が多い。